ミシンと糸とはさみ

年子の幼児2人を育てながら、趣味の裁縫・園芸・料理・製菓、色々やります。

着物について②

子供が生まれてからなかなか着物が着れなくて寂しいので、昔の写真で振り返っています。こちらの記事のつづきです↓

mokomokohappy.hatenablog.com


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山椒の葉っぱ柄!これもかなりお気に入りのリサイクル小紋です。実際の色は右の画像に近いです。もう少し薄いかな?ふたつの画像の中間ぐらいの色です。

帯揚げだけ違う色ですが、絶対左が正解ですよね。でも結び方がおかしい~!これは敢えてやっているリボン🎀結びですが、帯の模様が古風なのに合わないですよね。

今は人に譲ってしまって写真も残っていないのですが、モダンなモノトーンの着物と帯と、白地に黒の水玉の帯揚げを以前持っていて、帯揚げをリボン結びにするのが合っていて可愛かったんです。普通に結ぶより解けやすくて、綺麗な形にするのが難しいんですが、駅で電車を待っていると親切なおば様に「こうやって結ぶのよ」と普通の結び方に直して頂いたことがあります😂

あえてですとは言わず、「ありがとうございます!」と言いましたがあちゃーという感じでした。こういう突然街中でお着物の乱れを直してくださる方のことをネットでは“お直しおばさん”とか言うみたいで、私は今回のような場合じゃなければ全然嫌じゃないというかむしろ嬉しいタイプなのですが、嫌がる人も多いようなので気をつけたいですね。

お着物を着て電車に乗っていると、知らない方からよくニコニコして「いいわねぇ、お稽古か何か?」などと話しかけて貰えることが多くて、話すのが楽しかった思い出です。


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これは紅型です。妹が着ています。袖口からガッツリ長襦袢が見えてる😂

通っていた大学の近くのリサイクル着物屋さんで売られていたものです。はんなりした蝶のデザインが可愛すぎて、二回生の時に見つけてからずーっと欲しくて、でも学生には高くて、迷って悩んで四回生になってとうとうゲットしました!

この帯とセットで売られていて、両方購入しました↓

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身長167センチあるので、小さいサイズが多いリサイクル着物ではなかなか裄の長さが合うものに出会えません。あんまり短すぎるものはデザインが超好みでも購入を諦めますが、少し長めのものを発見したら腕をちょっと引っ込めて無理やり着てます。肩のところが長めに縫い込まれていれば、解いて少し延ばしたりできるものもあります。学生だったので呉服屋さんに頼めるほど財力がなく、自力で解いて反対側をお手本に縫ったこともあります。袷の着物だったので難しかったです💦


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この唐草模様の藍染めの浴衣は自分で縫いました!通っていた大学に被服科があり、実習授業で浴衣の制作というのがあったので、単位にはなりませんが先生に頼んでこっそりモグリで授業に参加させてもらったんです。私は授業期間が終わってものんびりと縫って完成させましたが、必修科目として受けている被服科の子達は短い期間に完成させるため必死で縫っていました。

運針という慣れない縫い方に最初はみんな苦戦しました。人差し指と親指で針を持ち、針のおしりを中指に当てて押しながら縫うんです。当然ミシンは使わず、全部手縫いです。和裁って面白いなあと思ったので、いつかちゃんと習ってみたいです。

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自分で作ったので一際愛着があります。裄の長さや袖の長さもピッタリなのが嬉しいです。

 

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私の成人式に作ってもらった振袖です。この写真は結婚前の両家顔合わせ食事会の時のものです。朝バタバタして自分で着付けたのでちょっと崩れてます。というかもしかして帯板をしていない…?帯締めもセットの豪華なものが何故か見つからなくて、手持ちのものを何本かまとめて結んでます。帯は器具を使って(唯一自分で結べる)ふくら雀に結びました。こんな大事な時ぐらい、プロに着付けて貰えよ!と当時の自分にツッコミを入れたくなります😂  当時結婚式に向けて貯金を頑張っていたので、少しでも節約できるところは節約したかったんだと思います。

私の少し後の世代の成人式には古典柄ブームが来たようですが、私の時はもっと派手派手な花柄の振袖が主流でした。でも建物と几帳が描かれたこの着物に一目惚れ。正面の菊の花には金駒刺繍が施されています。派手派手花柄振袖はいかにも印刷しました!という感じだったので、手仕事が感じられるこの振袖が大好きです。

これについては洋服も同じですが、着る人によって全然違う印象になるのが面白いですよね。私の成人式で作ってもらった振袖を妹も着た時、違う振袖を着ているかのようで親戚は皆びっくりしました!妹にもよく似合っていました。2人とも大学の卒業式にも着て、友人の結婚式に2回、従姉妹の結婚式に1回、振袖のイベントに1回、職場の新年のご挨拶に1回、そして顔合わせ食事会でも着たので、この振袖を十分着てあげられました。レンタルせず作ってもらったかいがありました。

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これは母がお嫁入りの時に祖母に作ってもらい、しつけ糸がついたままでしまい込まれていたものを譲ってもらった大島紬です。祖母はお茶を習い着物が好きなのですが、母はお茶や着物には全然興味がありません。むしろ嫌いで、バイオリンを習いオペラやクラシックコンサートに行くのが好きな人で、反動で今度は私が日本文化的なものを好きになりました笑

大島紬ってもっと渋めのデザインのものが多いと思っていたのですが、この着物を箪笥から見つけ出した時は可愛いデザインに驚きました。画像右は長男が生まれたあと、初めて着物を着てみた時のものです。なので、抱っこ紐はパパがしてくれています。それでもやっぱり赤ちゃんがいると着物は大変で着崩れています。帯は画像左の方が着物にあっていますね。これは半幅帯ですが、帯揚げと帯締めをして前から見るとお太鼓風にしています。羽織を着ると全然分からないので、よくこの方法を使いました。

この木の実模様の半幅帯はかなり長めで、色んな変わり結びが楽しめるんです!でも全然画像が残っていませんでした💦 リボン重ねの1枚だけ見つかりました↓


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普通帯の中にしまい込むテの方(リボンの中心にした方)の先を更にリボンの羽の形に畳み、リボンの中心を帯揚げやスカーフで結んで作ります。

この雪の模様の着物はプレタのポリエステル。めっちゃ静電気バチバチ⚡なります。

 

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こっちの夏着物もポリエステルですが、ポリ着物にもランクがあるようでこれはバチバチ⚡なりません。でも、暑っっいんです!正絹の絽や紗のリサイクル着物はなかなかありません。やっぱり汗をかくから傷みやすいんでしょうね。だから1枚も持っていないんです。いつか作りたいです!

この画像の白木の下駄は歩きやすくてお気に入り。なんどもゴム裏を張り直して履いています。


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母のお嫁入り道具として用意された訪問着を譲ってもらいました。薄ピンクの加賀友禅です。この写真は長男のお宮参りの時のもの。

産着はレンタルにしました。購入して七五三でも仕立て直して着せようかとも思ったのですが、ここは節約して他の子育て費用に回すことにしました。

『美しいキモノ』に載っているような、ビッチィッとしてシワひとつない着付け方をした芸術作品な着物ってあんまり着たいと思わないのですが(作品として眺めるのは好き)、この訪問着は薄ピンクがすごく綺麗で好きです。やっぱり畏まった場面ではこういう着物が合いますね。TPO大事!

でもやっぱり1番好きなのは小紋や木綿の着物です。江戸・明治頃の完全に普段着として着物を着ていた時代の人々の写真を見ていると、かなり着崩れていて、楽ちんそうに着ています。そりゃ、毎日ビッチィッと着崩れないように完璧にキメるなんて疲れますよね。普段着として着物を着るなら、いかに楽に着るかも大事だよなあと感じます。

なので、私はお太鼓を結ぶ時の仮結び以外腰紐は使いません!長襦袢はシャーリング入り伊達締め、着物はゴムベルトとコーリンベルトを使ってラクラクです。ゴムで留めれば洋服に着心地が近づきます。長襦袢にもコーリンベルトを使うと、なんだか角度や緩さをどう調節してもちょっと首がしまって苦しいので、長襦袢は幅の広い伊達締めを胸のすぐ下に結びます。

そして、外出時は帯を巻くけど、家の中や部室では帯無しで暮らしていました。帯がないだけでかなり楽ちん。そもそも帯がこんなに幅広くなったのは江戸時代半ばの頃からなので、着物史全体から見ると最近なんですよ!室町時代とかの人物画をみていると帯が細くて楽そうです。平くけ帯というそうで、男性用の角帯よりも細くて、芯が入っておらず柔らかくて、女性用のものは刺繍や染の美しいデザインのものだったようです。

↓こちらは仙台市博物館蔵の江戸時代初期の帯。重要文化財

指定文化財〈重要文化財〉帯 - 宮城県公式ウェブサイト

↓こちらはJR京都駅近くにある風俗博物館(この博物館、めちゃくちゃ面白いのでおすすめ。サイトも着物史情報たっぷりです)のサイト。室町時代の女性の服装。

小袖をかづく武家婦人 ・室町時代・武装の伸展 日本服飾史 資料・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~

平くけ帯は今でも法被や半纏を着る時に使うお祭り用品として残っていますが、うーん地味です。

もう一度細い帯、流行らないかな…。 

 

記事を書いていて、また着物を着たい熱が戻ってきました!子供がもう少し成長したら絶対お稽古に復帰して、着ていきたいと思います💪